宝塚。

bentu2006-06-02


チケットを貢がれたしずく嬢に誘われて
火曜日にNever Say Goodbyeを見てきました。
人生初、宝塚歌劇団


もうね、すごかった。
格好良かったとかそうゆうレベルじゃなかったです。
別世界だったの。
初体験でした。


夕方、劇場付近に着いた時点でなんだか場違いでした。
回りにいるのはおばさまお姉さま方。皆小綺麗な格好をしてらっしゃいます。
これが噂のヅカファンか、と思いスルーしてたんだけど…礼儀は超がつく程正しくて、公演中は歌の終わりにはきっちり揃って拍手、出待ちはきちんと並んで一言も喋らない、との徹底ぶり。
ヅカファンは本当にすごかった!


公演はミュージカル(2時間10分)+レビュー(20分)で、宙組男役トップスターの和央ようかの挨拶からの始まり。
ミュージカル自体は、ナチスに攻め入られているスペインでの写真家とアメリカから来た脚本家のラブストーリー。
真実を求め夢と愛に生きた二人の悲恋話でした。

写真家ジョルジュ役は和央ようか。脚本家キャサリンははなふさまり。
二人はこの公演で卒業とのこと。素晴らしい演技でした。
もう普通の演劇やミュージカルの比じゃなかった。
歌も踊りも演技も声もすべてが完璧でした。
宝塚だから役者さんは皆女性、ジョルジュをやっているのも女性なのに、それが信じられないくらいでした。
わかりやすく言うと竹宮恵子池田理代子さいとうちほだったの!
それらの漫画のなかにいるジルベールであったりアンドレであったり中尉がいたの。
まさにさいとうちほの「円舞曲は白いドレスで」の世界でした。
少女漫画の世界がそこにあり少女漫画に出てくる男性がそこにはいました。
女性の理想のままの男性がいました。

レビューはあの宝塚階段が出てきたりラインダンスがあったり羽を背負ってたり見物でした。
素敵すぎて涙がでてきました。


ヅカファンの方々の気持ちがよく分かりました。
現実には絶対にいない男性象の具体化。
すごかったです。



絶対また行きます。

心なし似てるw